2016年2月26日金曜日
漢字検定三略 の 所感
26年から漢検1級が随分と難しくなり,問題集と過去問だけでは,歯が立たなくなって来た.それに対する対策 という点でこの本を出版された,ということは評価できる.
確かに,これを,上・中・下 全部やり,それを確実に理解し覚えれば,受かるのかもしれない.しかし,それが可能か? 面白いか?
また,この問題集は,作者によると漢検辞典に則って書いたものだそうだ.漢検辞典を全部暗記すれば,漢検には受かるだろうが,これも現実的ではないし,おれもある程度,漢検の勉強をしているが,漢検辞典は,準1級までには効果があるが,1級には,無力である,というか,あまり面白い辞典ではない.私は,漢字源,大漢語林を現在使用している.これは漢字の生い立ちが詳しく出ているし,用例も多く,面白い.
今まで26年の第一回目から(つまり難しくなった時から),5回受けたがいずれも不合格.
21年度からの問題と,問題集を3冊やっているが,受からない.これらからは6割くらいが出題される.なるほど,8割には届かない.
対策として,この漢字三略の上巻を買ってみて少し齧ったが,辞めた.上記の理由からである.
もういい大人だし,俺なりにただ,受かるだけではなく,あくまでも私個人のための漢字検定の勉強を追求したい,とも思っている.
今の対策として,諸橋先生の「中国古典名言辞典」を読んでいる.ここから1級該当漢字の出ている諺を拾って,整理し覚えて行きたいと思う.やっているが,非常に充実感があるし,今まで出題されたものも多くはここから出ているので,ちょっと違った角度から見ることができて嬉しいものだ. という風にやるのが良いのかな,と思う.
各自,奮闘されたい.
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