2016年10月2日日曜日

故事成語 強化 の 見直し 28-10-02

故事成語 強化 できなかったもの 抜粋


膏燭は明を以て自ら鑠く (後漢書)

膏燭(こうしょく)は明(めい)を以って自ら鑠(と)く 出典:「後漢書-馮衍伝・上」


才能や長所のために災いを招き、身を滅ぼす


麟喩の独覚  (愚禿上 P.502) 

麟喩独覚 りんゆどくかく

  仲間をもたず一人だけで修行する独覚。麒麟(きりん.元来は犀


さい。漢訳者が麒麟と同定)の角が一つであることに喩えていう。(愚禿上 P.502)


誦数以て之を貫く  (論語) 

誦数(しょうすう)以(もつ)て之(これ)を貫(つらぬ)く

繰り返し読むことで、書物全体の意味を理解することができる

故事ことわざの辞典によると、「何度も何度も繰り返し読むことによって、書物全体の意味を理解することができるということ。」


衛の懿公の鶴   (春秋左伝) 

えい の いこう の つる


度を過ぎた動物好きは身を滅ぼす

(春秋左氏伝)


 衛の懿公は鶴が大好きだった。これの養育費には巨額の費用を掛け、徳に見事な鶴には官位を与えたり、車に乗せて連れ歩いたりしていた。
 魯の閔公の二年、狄が衛へ攻め込んだ。懿公が迎撃しようとしたところ、武器を与えられた兵士達は口々に騒いだ。「俺達には官位もないし、出入りに車も付かない。鶴に戦わせればいいじゃないか。」
 結局、衛は狄と戦って敗れ、国が滅んだ。



崑山玉を出だし麗水金を生ず   (湘山野録) 

こんざん ぎょく を いだし れいすい きん を しょうず

優れた家系や立派な親からは立派な人物や子が生まれること

・優れた家系からは立派な人物が出ることのたとえ。
 ・立派な親にはよい子ができるというたとえ。
 ・崑山は名玉を産し、麗水は砂金を出すということから。
 ・「崑山(こんざん)」は、崑論山(こんろんざん)。中国西方の伝説上の霊山。
  美玉の産地として有名。
 ・「麗水(れいすい)」は、湖北省にある川の名。差金を出すことで有名。



鷹鳩変ぜず  (世説新語) 

ようきゅう へんぜず

そのものが持つ本性は隠しようがないたとえ


2


淑慝を旌別して、その門閭を表す 28-01-31  

しゅとく を せいべつ し,その もんりょ を あらわす

良し悪しを分けて、それを門に表す

「シュクトク( 淑慝 )を旌別して、その門閭を表す」 (注)シュクトク:良し悪し。良否・善悪。
 <参考>「旌別」の「旌(セイ)」は「ほめる」「あらわす」意。「旌(ショウ)」だと、「はた」の意で「旃旌(センショウ)」など・・・。

  旌:ショウ、セイ、はた、あらわ(す)、ほ(める)

p.150





韋巣の悔い  28-01-31 

韋巣(いそう)の悔(く)い

住居が不安定なため、心配なこと


住居の不安定なための心配のこと。水辺の葦に巣をつくる鳥が、風や水でいつも危険にさらされた生活をしている事からいう

意味のない贅沢のこと。
「羅」は透けて見えるほどに薄い絹織物、「綺」は細やかな綾文様のある絹織物のことで、どちらも美しく高価な布のこと。

高価で美しい絹織物の衣服を、千箱の衣装箱に収まらないほどにあっても、一度に一着しか着ることはできないということから、無駄な贅沢を戒める言葉。

「羅綺千箱一暖に過ぎず」を略した言葉。


天涯比隣の若し   杜少府之任蜀州 

天涯(てんがい) 比隣(ひりん)の 若(ごと)し

遠くにいても心は常に通って親しく思われる

遠い所にいても心は常に通っていて、隣に住んでいるのと同じように親しく思われる。

てん‐がい【天涯】
  •  故郷を遠く離れた地。
    • 「如何に―の遊子たる予自身を憫みしか」〈芥川・開化の殺人〉

身を立つるは孝悌を以て基と為す  28-01-31 

みをたつるは こうていを もって きと なす


こう‐てい〔カウ‐〕【孝×悌/孝弟】

父母に孝行で、兄によくしたがうこと。「―は仁を為すの本」

箕裘の業を継ぐ      礼記 

ききゅうの ぎょうを つぐ

祖先以来の業を継ぐ、家業を継ぐ

き‐きゅう〔‐キウ〕【××裘】
父祖の業。また、その業を継ぐこと。「箕裘を継ぐ」

[補説]よい弓職人の子は、父の仕事から柳の枝を曲げて箕(み)を作ることを学び、よい鍛冶屋(かじや)の子は、金鉄を溶かして器物を修繕する父の仕事から獣皮をつぎ合わせ裘(かわごろも)を作ることを学ぶという「礼記」学記の文による。

明は以て秋毫の末を察するに足れども而も輿薪を見ず  孟子 

明(めい)は以(もっ)て秋毫(しゅうごう)の末(すえ)を察するに足れども而(しか)も輿薪(よしん)を見ず

事柄の甚だしい矛盾


《「孟子」梁恵王上から》動物の毛の先までも見えるような視力をもちながら、車に積んだ多くの薪(たきぎ)が目に入らない。いくらよい視力があろうと、それを用いなければ役に立たないこと、また、小事に心を奪われて大事を見失うことのたとえ。

窮寇は追うこと勿れ   孫子 

きゅうこうは おうこと なかれ

窮する敵を更に追いつめるようなことをしてはいけない

窮地に陥ったものを更に追いつめてはいけないということ。
窮寇は窮地に陥っている敵のことで、これを更に追えば死に物狂いとなって逆襲されてしまうことをいう。 

出典は孫子の軍争篇。
孫子は四方を囲んだら必ず一方を空けて逃げ道を作るべきであり、窮する敵を更に追いつめるようなことをしてはいけないと説いた。 

なお、出典では窮寇は迫る勿れで、「追」ではない。

出典・参考・引用


孫武「孫子」軍争篇

軍井未だ達せざるに将 渇を言わず   三略 

グンセイイマだタッせざるにショウ カツをイわず


指揮官が部下より先に不自由を訴えてはならない



(軍用の井戸ができあがらぬうちは、将軍はのどのかわきを口にしない、という意で)指揮官が部下より先に不自由を訴えてはならないということ。


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