2024年1月8日月曜日

生きている漢字の勉強を目指す

 
漢検は2020年以来 しばらくお休みしている。
その間、自分なりに、漢文に親しんできた。
論語、孫子を完全に読破したのは収穫だった。
このようなものを読む時、漢字検定1級で培ったものが役に立った。
というか、漢字で困ることは殆どなかった。
今は、漢詩と孟子を読んでいる。

漢詩も漢字を追いながら読むと面白いし、理解が深まる。
漢詩のテキストは、簡野道明先生の 名詩類選評釈 を使用している。
なぜ、簡野道明先生の 名詩類選評釈 か。
近頃の漢文の本はちょっとおかしいのではないか。
漢文は、歴史的仮名遣い 正漢字(旧漢字)で書くものではないのか。
今の本は、漢字は新漢字で、送り仮名こそ、歴史的仮名遣い だが、
漢字のルビは、現代仮名遣いである。
これでは読むに値しない。

探すとなかなかない。
見つけたのが、この本であったというわけだ。

 漢字検定の勉強をしていた時には、
「このような漢字は実生活で使うことはまずないな」と思いながら
1級の称号が欲しくてやっていた。
だが、今はどうだ。
漢文の中で1級漢字が生き生きと躍動している。
表外読み もだ。
これらが分からないと漢詩も論語も孟子も孫子も何も分からない。
いや、分からなくても調べれば良いのだが、なかなか素人さんには大変であろう。
ということで、勉強している。

ざっと下記のような感じである。
漢検を勉強している皆様なら少し面白がっていただけるかもしれないと思いつつ
筆を置く。

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