2018年10月23日火曜日

当用漢字 常用漢字 なるもの


こんにちは

かねてから漢字検定1級に取り組んでいて、10月14日(日)にもあり受けてきた。
自己採点をすると160点(200点満点)
8割が合格ラインなのでボーダーである。
危ないところである。

 さて、その関係で、「漢字」というものに取り組んでいるので思うところを書いてみた。

 常用漢字 の歴史を見てみましょう。ネットででも見てみましょう。
 いろいろと危ういことに気がつくと思います。

 さて、この世界 魑魅魍魎がウヨウヨしています。
 
 日本、ひいては我々の暮らしをぶっこわしてしまうような物の怪(もののけ)たちもウヨウヨしています。
 敵対国とか仮想敵国とか、原爆とか目に見えるものも多くありますが、恐るべきことに・・・
 あるものは知らないうちに我々の意識の奥底に寄生しています。
 そのようなことを最近感じます。

 あの敗戦 そしていろいろなことが変わった。変えられた。

 ことば 日本語 漢字 もその大きなもののひとつです。

 アメリカ軍は占領軍として実権を握り、傲慢と理想主義から日本を変えようとした そして実際に変えた。

 日本語に関しても、漢字など必要ないのではないか、と彼らは考えたようだ。

 また、日本人の中にも漢字廃止論者という者が元々いて、このときかなり勢いづいたようだ。
 そして一気に漢字廃止の流れは進んだのである(漢字廃止論 などをネットで見ると出てくる。 歴とした歴史の話です 都市伝説ではありません)。

 しかし、彼らにしてもさすがに一気になくすわけにはいかないので、とりあえず使う漢字、ということで「当用漢字」を定めた。そこに収録された漢字は900くらい。
 「当用漢字」は聴いたことがあるでしょう。つまり「当面使う漢字」という意味です

 1980年中頃までこの言葉が使われ、いずれ漢字を廃絶しよう、と計画されていたわけです。

  しかし、これが大きく変わった。大きく変わったのが、ワープロの登場です。

 これで当面廃止する必要がなくなり、「常用漢字」と名前を変えました。
 そして一気に漢字廃止論者のトーンが下がってしまいました。しかし、まだ復活を狙い息をしています。いろいろと我々にコミットしようとしています。
 
 1980年中頃というと、そんなに昔のことではない。

 日常生活で2000くらい漢字を知っていると過不足なく生活できるのも事実です。これは理屈にかなっています。
 中国でも2000くらい。韓国は漢字を使っていませんが、漢字復活論者は2000くらい覚えると良いのだが、と言っている。

 2000の常用漢字は分かった。そしたら、これ以外の漢字の扱いをどうするか。
 私の意見は、使ったらフリガナを振ったり、意味を補足して付記したら良いのだ、という意見。極々自然と思う
 しかし、なぜか、世間では常用漢字以外はひらがなを使わなくてはならない、となっているようだ。非常に不自然な表記をよく見ますでしょう。

 例えば・・・
 拉致 を ら致 とか・・・
 拉 は最近、常用漢字となり、新聞でも 拉致 と書かれるようになった。

 何か、我々の気づかないように、常用漢字 の箍(たが)が嵌められているように思います。

 常用漢字だけ覚えておけば良いのだ、と考えるのは、この現代に生きる人間として自然な考え方と思います。しかし知らないうちに、箍を嵌められているようにも思います。そのように仕向けられているようにも私には思えます。
 
 私は、漢字検定を通じ、常用漢字をはるかに超える6000あまりの漢字を勉強しております。今まで見たこともない漢字も沢山あります。 
 それは決して、大食い大会ならぬ大覚え大会のような奇人変人の世界ではありません。
 それはそれは、豊饒なる言葉の世界です。紙に書いたら何万語にもおよぶ文化や、人類の叡智、歴史がたった一つの漢字、二文字、あるいは四字熟語、あるいはことわざなどに凝集されていることを感じます。
 だれでも勉強さえすれば感じることができると思います。

 今まで述べましたが常用漢字の歴史をちょっと見て見るだけでも(常用漢字 当用漢字をネットで見る)、ひょっとすると知らないうちに常用漢字の枠から出ないように、出ないように、仕向けられているのかもしれません。その一つが先ほど述べたように、「常用漢字しか使ってはいけない」ということのマスコミを中心とした世間での実践です。

 常用漢字の枠をはみ出し、日本国民が知力を向上させるとまずい、と考える勢力があるのかもしれない。いや、あるのでしょう。

 皆も言っているし、きっと聴いたこともあるし、知っている。あの鳩山元首相でさえ言っていた(今はパッとしないが)。
 「今の日本はアメリカの属国である」と。

 アメリカが終戦時に日本にいろいろ仕込んでいったことからなかなか日本人は抜け出せないでいる。そのようなもどかしさを感じている人も沢山いるでしょう。
 皆もそう思うでしょう。

 そしたら、その呪縛を解かなてはいけない。

 それを解くために「今の日本はアメリカの属国である」とか「日本人の心が終戦のときにアメリカに歪められた」と怒ってばかりいてもこれは解けない。「呪縛」はそんなに簡単なものではない。

 しかし、大方「呪縛」というものは一つ解けたら皆解けるのです。

 解く方法の一つが常用漢字以外の漢字を勉強してみる、ということにあると確信しております。

 いかがでしたかな。 半分くらい賛成していただけるのではないでしょうか。
 

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