漢字も覚えてみた。
これをもって、読みは一通り終わった。あとは、しっかりと繰り返して覚えていくだけだ。記憶がしっかりしていない所もある。これを確実に決めていく(平成26年5月5日)。
平成25年第3回 読み取り
1) 歌舞伎界のキョハクと称えられる。 巨擘
2) 朋友コウシンして談論風発する。 盍簪
【盍簪】 (コウシン)
友達どうしを寄せ集めること。
転じて、友達どうしの集合のこと。
「簪」は髪の毛を集めてとめるかんざし。
易経六十四卦の第十六「雷地予(らいちよ)」において見られる熟語。
由予。大有得。勿疑。朋盍簪。
(よりてよす。おおいにうるあり。うたがうなかれ。ともあいあつまる。)
•
備考
◦
H23年度第3回漢検1級(一)読みにて出題
3) 見事なシュゼンを蓄えている。 鬚髯
4) ハセンの止むなきに至る。 播遷
露館播遷という言葉もある。
露館播遷(ろかんはせん、1896年2月11日
- 1897年2月20日)とは、李氏朝鮮の第26代王・高宗がロシア公使館に移り朝鮮王朝の執政をとったことを言う。韓国でも古くは日本語での表記と同じように「露館播遷」と呼ばれたが、最近では俄館播遷[1]と呼ばれることが多い。俄館露遷[2]との記述もある。
高宗がロシア公使館で政務を執り行った結果、ロシアは年表に示す利権を獲得し、他の欧米列強も同等の利権を獲得することになった。
5) キョクベンして名を虎傍に連ねた。 勖勉
【勖勉】【キョクベン】=つとめはげむこと。勤勉。
「勖」の読みは、「キョク、つと‐める」。他の熟語は、
【勖相】(キョクショウ) はげまして助ける。努めて治める。
http://nkd-dogu.blogspot.jp/2011/09/h22-1-16-20.html
虎傍の読み教えてください!
---中島敦の『山月記』にでてきますね。
「こぼう」です。
6) 太后の還暦を賀してジュエンを催す。 寿讌
うたげ【▽宴/×讌】酒宴。宴会。さかもり。「うちあげ(打ち上げ)」の音変化とも、歌酒の意ともいう。
7) 雪嵐が見る見るシチョウを埋没した。 輜重
8) 兵士たちがトッカンの声を上げた。 吶喊
9) ショウヨウされて市長選に出馬した。 慫慂
10) ソウギョウの大事に尽瘁する。 刱業
11) ヨウマを任用して政が乱れる。 幺麼
12) 衆心のスイブに勤める。 綏撫
すい‐ぶ【×綏×撫】
•
[名](スル)《「ずいぶ」とも》安らかになるようにしずめおさめること。慰めいたわること。
「天下ヲ―スル」〈和英語林集成〉
13) 患者のヨウソを切断する。 癰疽
14) 現体制のヘイトウを剔抉する。 弊竇
15) 亡国はキョウキョウを富まし府庫を充たす。 筐篋
筐篋とは竹で作った本箱。
府庫(くら)とは宮廷の文書、財宝を入れるくら。
16−② 昔の日記を篋底に秘する。
きょうてい
全部「はこ」
匚
匣
匱
匳
筐
筺
篋
ドラマニの筐体(きょうたい)、プレー前に掃除してます笑。
準備運動と、ネジ類のチェックのため。
16) チョウゼンとして吾に四肢形体有るを忘る。 輒然
17) 微歩してラベツ軽塵を生ず。 羅襪
羅襪(らべつ): 薄絹で作った靴下のことです。
http://blogs.yahoo.co.jp/syou_gensai/65722774.html
曹操の息子の曹植の漢詩である、『洛神賦』から
下はまた別の詩
【詩題名】
【玉階怨】 ; 「玉階(ぎょくかい)の怨(おん)」
【詩文と読み】
玉階生白露;玉階(ぎょくかい)に白露(はくろ)
生(しょう)じ
夜久侵羅襪;夜(よる)久(ひさ)しくして羅襪(らばつ)を
侵(おか)す
却下水精簾;却下(きゃっか)す水精(すいしゃう)の
簾(れん)
玲瓏望秋月;玲瓏(れいろう)秋月(しゅうげつ)を
望(のぞ)む
【大意】
来駕を部屋を出でて、
玉階で待つが、
立派な後宮のきざはしに、
夜もすっかり更けたために、
夜露が降りてきた。
皇帝の御成を待つ夜は長く、
夜露がうすぎぬの足袋(たび)に浸みてきた。
諦めて部屋に入って、
水晶のカーテンを下ろすと。
透き通った水精の簾を、
通り抜けてきた秋の澄んだ月光が、
玉(ぎょく)のように光り輝くのを、
所在なげに眺めている。
http://blogs.yahoo.co.jp/kanji31936/9976660.html
18) ダテイ人の説く有り。 打嚏
嚔の熟語で「完全征服」には、
「打嚔 人の説くあり」という
熟語もあります。
【打嚔人の説く有り】だていひとのとくあり
くしゃみが出るときは、誰かが自分のうわさをしていること。
「打嚔」はくしゃみすること。「説」は話すこと。
http://www.geocities.jp/growth_dic/honbun/zoukan-5369.html
19) 日、カショウを加うるも往来多し。 下舂
かしょう
日没になっても人が多い、というクダラナイ内容を漢検1級漢字で言語化した文。
しかし、舂(うすづ)くに、おちる、という意読はなし。なんで舂(うすづ)くと日暮れになるのか、ワカラナイ
20) 木のオウフを以て軍を度す。 罌缶
21) 不安をヌグうべくもなかった。
揩
22) ユダメを用いて強弓を調える。 檠
ゆ‐だめ【▽弓矯め/×檠】
弓の弾力を強くするために弓幹(ゆがら)を矯(た)めてそらせること。また、弓の材の曲がっているのを矯正すること。また、それに用いる道具。ゆみため。
23) 日がな一日苧をウむ。 績
う・む
これも漢検(初出)極悪問。
績の読みは「績(う)む」「績(つむ)ぐ」。送り仮名通りに「績(う)む」が正解だが、この読みは1級読み。
績(う)むの意味は、「つむぐ」なんだが。
元々難しい読みにさらに仕掛けをしているのが、苧。
芋じゃねぇし
苧だよ。読みは「からむし」「お」。苧とはイラクサ科の多年草で、木綿以前にはここから繊維を採った。
日がな一日芋を積む…。ワロタ。
【苧】 8画 (5) 準1級
[音] チョ
[訓] からむし
お
《意味》
からむし。草の名。麻の一種。山野に自生。栽培もする。茎の皮の繊維で布を織る。「苧麻」
お。麻、またはからむしの皮からとった繊維でつくった糸。「苧殻」
【苧】お
麻・からむしなどの古いよび方。
麻・からむしなどの茎の皮からとった糸。
「むし・からむし」とも読む。
【苧積】おうみ
青麻
あおそ
(青苧)を裂き、縒
よ
って糸にすること。
【苧殻】おがら
皮をむいた麻の茎。
盂蘭盆
うらぼん
の迎え火・送り火をたく時に使う。
「麻幹」とも書く。
【苧屑頭巾】おくそずきん
植物カラムシの茎で作った、頭全体を包む頭巾。鷹匠・猟師などが用いた。からむし頭巾。おがら頭巾。おくそ頭巾。
「ほくそずきん」とも読む。
【苧環】おだまき
つむいだ麻糸を巻いて中空の玉にしたもの。おだま。
キンポウゲ科の多年草。観賞用に栽培される。根生葉は長い柄をもち、掌状の三小葉に分かれ、白緑色。四~五月頃、長い花茎の先に青紫色の花を開く。花弁は基部が距
きょ
となってかぎ状に曲がる。萼片
がくへん
は花弁状で平開する。[季]春。
花の形が「1.」に似ていることから。
植物園へようこそ!「オダマキ」
「苧環蒸し」の略。
茶わん蒸しの一種。うつわの底にゆでたうどんを入れ、しいたけ・かまぼこ・鶏肉などを加え卵の汁をかけてむしあげたもの。
「小田巻蒸し」と書くことが多い。
生菓子の一。餡
あん
入りの餅に、そば粉の筋をつけて蒸し上げたもの。
枝も葉もない枯れ木。
【苧縄】おなわ
麻糸をよりあわせて作った縄。
【苧綱】おづな
麻でなった綱。非常に丈夫で、船の綱として最上とされ、古代から近世に至るまで用いられた。
【苧・苧麻】からむし
イラクサ科の多年草。山地に自生し、また栽培もされる。高さ一~二㍍。
茎の皮からとる繊維は長くて強く、弾力性に富み、越後縮
えちごちぢみ
・越後上布
えちごじょうふ
などを織るのに用いる。
木綿以前の代表的な繊維。
まお。ちょま。むし。
植物園へようこそ!「カラムシ」
【苧麻】ちょま
カラムシの別称。また、その茎からとった繊維。
「まお・からむし」とも読む。「まお」は「真麻」とも書く。
【餓鬼に苧殻】がきにおがら
全く頼りにならないことのたとえ。
やせ衰えて頼りにならない餓鬼に、武器として何の役にも立たないヘナヘナの苧殻
おがら
を武器として持たせるということで、全く頼りにならないことから。
「鬼に金棒」
24) スミやかならんことを求む。 亟
25) 外寇既に去るにオヨんだ。 曁
26) 干潟でマテガイを採る。 蟶貝
27) 木鐸を以て路にトナう。 徇
「したが・う」と書き、正解したつもりでいましたが標準解答は「とな・う」。問題は 【木鐸を以て路に徇う】 ですから、 【徇】 の意味は「命令などを広く触れ知らせる」方、つまり読みは「とな・う」ですね。ひっかかりました。
徇(とな)う 四字熟語の枉法徇私(おうほうじゅんし)「法を枉(ま)げて私に徇(したが)う」
貪夫徇財(たんぷじゅんざい)「貪夫は財に徇(したが)う」両方とも徇う=(したが)うです。そしてこの問題「木鐸を以って路に(徇)う」から、(したが)うと回答したくなります。
でも、この問題は、過去問や問題集に何回も出題されてました。そのたび(したが)うと間違えてました。やっぱり本番でも正答できず。勉強不足です。
28) 将にアラタめんとす。 悛
しゅん 【×悛】
[音]シュン(呉)(漢) [訓]あらためる
29) 父無ければ何をかタノまん。 怙
30) 聞きてミナ歓喜せり。 僉
僉
(音読み)「セン」
(訓読み)「みな」
意味 みな。そろって。
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