2014年5月2日金曜日

平成25年第3回 読み取り



漢字も覚えてみた。
これをもって、読みは一通り終わった。あとは、しっかりと繰り返して覚えていくだけだ。記憶がしっかりしていない所もある。これを確実に決めていく(平成26年5月5日)。


平成25年第3回 読み取り

1) 歌舞伎界のキョハクと称えられる。  巨擘


2) 朋友コウシンして談論風発する。  盍簪

【盍簪】 (コウシン)
友達どうしを寄せ集めること。
転じて、友達どうしの集合のこと。
「簪」は髪の毛を集めてとめるかんざし。

易経六十四卦の第十六「雷地予(らいちよ)」において見られる熟語。

由予。大有得。勿疑。朋盍簪。
(よりてよす。おおいにうるあり。うたがうなかれ。ともあいあつまる。)

備考
                H23年度第3回漢検1級()読みにて出題
漢字の大海 http://www38.atwiki.jp/houji/pages/367.html



3) 見事なシュゼンを蓄えている。  鬚髯



4) ハセンの止むなきに至る。  播遷


露館播遷という言葉もある。
露館播遷(ろかんはせん、1896211 - 1897220)とは、李氏朝鮮の第26代王・高宗ロシア公使館に移り朝鮮王朝の執政をとったことを言う。韓国でも古くは日本語での表記と同じように「露館播遷」と呼ばれたが、最近では俄館播遷[1]と呼ばれることが多い。俄館露遷[2]との記述もある。
高宗がロシア公使館で政務を執り行った結果、ロシアは年表に示す利権を獲得し、他の欧米列強も同等の利権を獲得することになった。

5) キョクベンして名を虎傍に連ねた。   勖勉

【勖勉】【キョクベン】=つとめはげむこと。勤勉。
「勖」の読みは、「キョク、つとめる」。他の熟語は、
【勖相】(キョクショウ) はげまして助ける。努めて治める。
http://nkd-dogu.blogspot.jp/2011/09/h22-1-16-20.html

虎傍の読み教えてください!
---中島敦の『山月記』にでてきますね。
「こぼう」です。


6) 太后の還暦を賀してジュエンを催す。  寿讌

うたげ【宴/×讌】酒宴。宴会。さかもり。「うちあげ(打ち上げ)」の音変化とも、歌酒の意ともいう。


7) 雪嵐が見る見るシチョウを埋没した。  輜重




8) 兵士たちがトッカンの声を上げた。  吶喊


9) ショウヨウされて市長選に出馬した。  慫慂



10) ソウギョウの大事に尽瘁する。    刱業




11) ヨウマを任用して政が乱れる。  幺麼



12) 衆心のスイブに勤める。  綏撫

すい‐ぶ【××撫】
[名](スル)《「ずいぶ」とも》安らかになるようにしずめおさめること。慰めいたわること。
「天下ヲ―スル」〈和英語林集成

13) 患者のヨウソを切断する。   癰疽



14) 現体制のヘイトウを剔抉する。  弊竇


15) 亡国はキョウキョウを富まし府庫を充たす。  筐篋

筐篋とは竹で作った本箱。
府庫(くら)とは宮廷の文書、財宝を入れるくら。

16−② 昔の日記をに秘する。

きょうてい

全部「はこ」

ドラマニの筐体(きょうたい)、プレー前に掃除してます笑。
準備運動と、ネジ類のチェックのため。

16) チョウゼンとして吾に四肢形体有るを忘る。  輒然



17) 微歩してラベツ軽塵を生ず。  羅襪

羅襪(らべつ): 薄絹で作った靴下のことです。
http://blogs.yahoo.co.jp/syou_gensai/65722774.html
曹操の息子の曹植の漢詩である、『洛神賦』から

下はまた別の詩
【詩題名】
【玉階怨】 ; 「玉階(ぎょくかい)の怨(おん)
【詩文と読み】
玉階生白露;玉階(ぎょくかい)に白露(はくろ)
 (しょう)
夜久侵羅襪;夜(よる)(ひさ)しくして羅襪(らばつ)
 (おか)
却下水精簾;却下(きゃっか)す水精(すいしゃう)
       簾(れん)
玲瓏望秋月;玲瓏(れいろう)秋月(しゅうげつ)
 (のぞ)
【大意】
来駕を部屋を出でて、
玉階で待つが、
立派な後宮のきざはしに、
夜もすっかり更けたために、
夜露が降りてきた。
皇帝の御成を待つ夜は長く、
夜露がうすぎぬの足袋(たび)に浸みてきた。
諦めて部屋に入って、
水晶のカーテンを下ろすと。
透き通った水精の簾を、
通り抜けてきた秋の澄んだ月光が、
(ぎょく)のように光り輝くのを、
所在なげに眺めている。
http://blogs.yahoo.co.jp/kanji31936/9976660.html

18) ダテイ人の説く有り。   打嚏
嚔の熟語で「完全征服」には、「打嚔 人の説くあり」という熟語もあります。
【打嚔人の説く有り】だていひとのとくあり
くしゃみが出るときは、誰かが自分のうわさをしていること。
「打嚔」はくしゃみすること。「説」は話すこと。
http://www.geocities.jp/growth_dic/honbun/zoukan-5369.html

19) 日、カショウを加うるも往来多し。   下舂

かしょう

日没になっても人が多い、というクダラナイ内容を漢検1級漢字で言語化した文。

しかし、舂(うすづ)くに、おちる、という意読はなし。なんで舂(うすづ)くと日暮れになるのか、ワカラナイ
One On One  http://ameblo.jp/wataruyagawa/entry-11764078509.html

20) 木のオウフを以て軍を度す。   罌缶



21) 不安をヌグうべくもなかった。   



22) ユダメを用いて強弓を調える。   

ゆ‐だめ【弓矯め/×檠】
弓の弾力を強くするために弓幹(ゆがら)を矯()めてそらせること。また、弓の材の曲がっているのを矯正すること。また、それに用いる道具。ゆみため。


23) 日がな一日苧をウむ。 

う・む

これも漢検(初出)極悪問。
績の読みは「績(う)む」「績(つむ)ぐ」。送り仮名通りに「績(う)む」が正解だが、この読みは1級読み。

績(う)むの意味は、「つむぐ」なんだが。

元々難しい読みにさらに仕掛けをしているのが、苧。

じゃねぇし

だよ。読みは「からむし」「お」。苧とはイラクサ科の多年草で、木綿以前にはここから繊維を採った。


日がな一日芋を積む…。ワロタ。
One On One  http://ameblo.jp/wataruyagawa/entry-11764048435.html


【苧】 8画 (5) 準1級

[音]    チョ
[訓]    からむし

《意味》

からむし。草の名。麻の一種。山野に自生。栽培もする。茎の皮の繊維で布を織る。「苧麻」
お。麻、またはからむしの皮からとった繊維でつくった糸。「苧殻」

【苧】お

麻・からむしなどの古いよび方。
麻・からむしなどの茎の皮からとった糸。
「むし・からむし」とも読む。
【苧積】おうみ

青麻
あおそ
(青苧)を裂き、縒

って糸にすること。
【苧殻】おがら

皮をむいた麻の茎。
盂蘭盆
うらぼん
の迎え火・送り火をたく時に使う。
「麻幹」とも書く。
 
【苧屑頭巾】おくそずきん

植物カラムシの茎で作った、頭全体を包む頭巾。鷹匠・猟師などが用いた。からむし頭巾。おがら頭巾。おくそ頭巾。
「ほくそずきん」とも読む。
 
【苧環】おだまき

つむいだ麻糸を巻いて中空の玉にしたもの。おだま。
キンポウゲ科の多年草。観賞用に栽培される。根生葉は長い柄をもち、掌状の三小葉に分かれ、白緑色。四~五月頃、長い花茎の先に青紫色の花を開く。花弁は基部が距
きょ
となってかぎ状に曲がる。萼片
がくへん
は花弁状で平開する。[季]春。
花の形が「1.」に似ていることから。
 

植物園へようこそ!「オダマキ」
 
「苧環蒸し」の略。
 
茶わん蒸しの一種。うつわの底にゆでたうどんを入れ、しいたけ・かまぼこ・鶏肉などを加え卵の汁をかけてむしあげたもの。
「小田巻蒸し」と書くことが多い。
生菓子の一。餡
あん
入りの餅に、そば粉の筋をつけて蒸し上げたもの。
枝も葉もない枯れ木。
 
【苧縄】おなわ

麻糸をよりあわせて作った縄。
【苧綱】おづな

麻でなった綱。非常に丈夫で、船の綱として最上とされ、古代から近世に至るまで用いられた。

【苧・苧麻】からむし

イラクサ科の多年草。山地に自生し、また栽培もされる。高さ一~二㍍。
茎の皮からとる繊維は長くて強く、弾力性に富み、越後縮
えちごちぢみ
・越後上布
えちごじょうふ
などを織るのに用いる。
木綿以前の代表的な繊維。
まお。ちょま。むし。
植物園へようこそ!「カラムシ」
 
【苧麻】ちょま

カラムシの別称。また、その茎からとった繊維。
「まお・からむし」とも読む。「まお」は「真麻」とも書く。
【餓鬼に苧殻】がきにおがら

全く頼りにならないことのたとえ。
やせ衰えて頼りにならない餓鬼に、武器として何の役にも立たないヘナヘナの苧殻
おがら
を武器として持たせるということで、全く頼りにならないことから。
「鬼に金棒」

24) スミやかならんことを求む。  



25) 外寇既に去るにオヨんだ。  



26) 干潟でマテガイを採る。    蟶貝



27) 木鐸を以て路にトナう。  

「したが・う」と書き、正解したつもりでいましたが標準解答は「とな・う」。問題は 【木鐸を以て路に徇う】 ですから、 【徇】 の意味は「命令などを広く触れ知らせる」方、つまり読みは「とな・う」ですね。ひっかかりました。

(とな)う 四字熟語の枉法徇私(おうほうじゅんし)「法を枉(ま)げて私に徇(したが)う」 貪夫徇財(たんぷじゅんざい)「貪夫は財に徇(したが)う」両方とも徇う=(したが)うです。そしてこの問題「木鐸を以って路に(徇)う」から、(したが)うと回答したくなります。
でも、この問題は、過去問や問題集に何回も出題されてました。そのたび(したが)うと間違えてました。やっぱり本番でも正答できず。勉強不足です。


28) 将にアラタめんとす。  

しゅん ×悛】

[音]シュン(呉)(漢) [訓]あらためる
過ちを悔い改める。「改悛

29) 父無ければ何をかタノまん。   

  [音]コ(漢) [訓]たのむ
たよりにする。たよる。たのみ。「怙恃(こじ)依怙(えこ)依怙地


30) 聞きてミナ歓喜せり。   

音読み)「セン」
(訓読み)「みな

意味 みな。そろって。

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