平成21年第1回
九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
・意 味: 高い山を築くのに、もっこ一杯の最後の土を盛らないために、山が完成しない。転じて、長い間の苦労や努力も、最後のわずかな失敗から不成功に終わることのたとえ。
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読 み: きゅうじんのこうをいっきにかく
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解 説: 「仞」は、中国古代の、長さの単位。「九仞」は、高さが非常に高いこと。「一簣」は、もっこに一杯の分量のことから、わずかな量のたとえ。
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出 典: 『書経』
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対義語:
平成20年第3回
積毀骨を銷す せっきほねをしょうす
〔鄒陽「獄中上二 梁王一 書」〕
そしりも多く積もれば,かたい骨をも溶かしてしまう。衆人の口の恐ろしいことのたとえ。
しょう 【×銷】
[音]ショウ(セウ)(呉)(漢)
しょう‐か 〔セウ‐〕 【消夏/×銷夏】
夏の暑さをしのぐこと。「―法」
しょう‐きゃく 〔セウ‐〕 【消却/×銷却】
[名](スル)
つるきゅうこうになきこえてんにきこゆ【鶴九皐に鳴き声天に聞こゆ】
〔詩経 小雅,鶴鳴〕
深い谷底で鳴いても,鶴の声は天に聞こえる。賢人は身を隠しても,その名声は広く世間に知れ渡るというたとえ。
きゅう‐こう〔キウカウ〕【九×皐】
幾重にも曲がりくねった奥深い沢。
故事成語 目次
故事・諺①(新星出版社より)
鷸蚌の争い 綸言汗の如し 兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ 華胥の国に遊ぶ 斗筲の人、何ぞ算うるに足らんや 焙烙千に槌一つ 飽かぬは君の御諚 阿漕が浦に引く網 飴を舐らせて口をむしる
故事成語②(新星出版社)より
瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し、 国君は垢(はじ)を含む 両葉去らずんば斧柯を用うるに至る 凱風南よりして彼の棘心を吹く 槿花一朝の夢 倹約と吝嗇(りんしょく)は水仙と葱(ねぎ) 端倪すべからざる 瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し、 国君は垢(はじ)を含む 三十の輻(ふく)、一つの轂(こく)を共にす。その無に当たりて、車の用あり。
故事成語③ (新星出版社)
良賈(りょうこ)は深く蔵(ぞう)して虚(むな)しきが如(ごと)し 人の牛蒡で法事する 舐犢の愛 合羽着て撫でても見たき柳かな まず黍(キビ)を喰らい、後に桃を喰らう 玉を食らい桂を炊ぐ 杵で当たり杓子で当たる 身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり 朝鳶に蓑を着よ、夕鳶に笠をぬげ 猫の歯に蚤
故事成語④ (新星出版社)
内踝は蚊に食われても悪い 蚊のまつげに巣くう 蚤虱馬の尿する枕もと 命は鴻毛より軽し 不遜にして以て勇と為す者 呉牛月に喘ぐ 芻蕘に詢る 山の芋鰻とならず 一粲を博す 勝地定主無し
故事成語⑤(新星出版社)
蕨の榾で手を切れば骨まで切れる 逆捩を食わせる 慷概死に赴くは易く、従容義に就くは難し 鋳掛(いかけ)屋の天秤棒(てんびんぼう) 窈窕たる淑女は寤寐(ごび)にこれを求む 臍の緒引き摺る 勧学院の雀は蒙求を囀る 枇杷と焼き魚を一時に食うべからず 嘉善の和は、一味に取るにあらず 藜羹を食らう者は大牢の滋味を知らず 駕籠舁き駕籠に乗らず 花中の鶯舌は花ならずして芳し 羝羊の藩に触る 考えと続飯(そくい)は練るほど良い 苫に寝て土塊を枕とす 翠は羽を以て自ら残なう 毀誉褒貶相半ばす 疏食を飯い水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす 一髪千鈞を引く 辛崎の松は花より朧に 大廈の材は一丘の木にあらず 大行は細謹を顧みず 好んで酒を飲むべからず。微醺にして止むべし
手臂終に外に向かって曲げず 食前方丈一飽に過ぎず 衆口金を鑠し、積毀骨を銷す 勝地定主無し 田鼠化して鶉と為る 朽索の六馬を馭するが如し 白頭新の如く、傾蓋故の如し 芻蕘に詢る
故事成語 目次
故事・諺①(新星出版社より)
鷸蚌の争い 綸言汗の如し 兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ 華胥の国に遊ぶ 斗筲の人、何ぞ算うるに足らんや 焙烙千に槌一つ 飽かぬは君の御諚 阿漕が浦に引く網 飴を舐らせて口をむしる
故事成語②(新星出版社)より
瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し、 国君は垢(はじ)を含む 両葉去らずんば斧柯を用うるに至る 凱風南よりして彼の棘心を吹く 槿花一朝の夢 倹約と吝嗇(りんしょく)は水仙と葱(ねぎ) 端倪すべからざる 瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し、 国君は垢(はじ)を含む 三十の輻(ふく)、一つの轂(こく)を共にす。その無に当たりて、車の用あり。
故事成語③ (新星出版社)
良賈(りょうこ)は深く蔵(ぞう)して虚(むな)しきが如(ごと)し 人の牛蒡で法事する 舐犢の愛 合羽着て撫でても見たき柳かな まず黍(キビ)を喰らい、後に桃を喰らう 玉を食らい桂を炊ぐ 杵で当たり杓子で当たる 身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり 朝鳶に蓑を着よ、夕鳶に笠をぬげ 猫の歯に蚤
故事成語④ (新星出版社)
内踝は蚊に食われても悪い 蚊のまつげに巣くう 蚤虱馬の尿する枕もと 命は鴻毛より軽し 不遜にして以て勇と為す者 呉牛月に喘ぐ 芻蕘に詢る 山の芋鰻とならず 一粲を博す 勝地定主無し
普天の下率土の浜 親父の夜歩き、息子の看経 上古は結縄して治まる 尺牘の書疏は千里の面目なり
故事成語⑤(新星出版社)
蕨の榾で手を切れば骨まで切れる 逆捩を食わせる 慷概死に赴くは易く、従容義に就くは難し 鋳掛(いかけ)屋の天秤棒(てんびんぼう) 窈窕たる淑女は寤寐(ごび)にこれを求む 臍の緒引き摺る 勧学院の雀は蒙求を囀る 枇杷と焼き魚を一時に食うべからず 嘉善の和は、一味に取るにあらず 藜羹を食らう者は大牢の滋味を知らず 駕籠舁き駕籠に乗らず 花中の鶯舌は花ならずして芳し 羝羊の藩に触る 考えと続飯(そくい)は練るほど良い 苫に寝て土塊を枕とす 翠は羽を以て自ら残なう 毀誉褒貶相半ばす 疏食を飯い水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす 一髪千鈞を引く 辛崎の松は花より朧に 大廈の材は一丘の木にあらず 大行は細謹を顧みず 好んで酒を飲むべからず。微醺にして止むべし
故事成語⑥(新星出版社)
平成20年第3回
九仞の功を一簣に虧く 積毀骨を銷す
平成21年 第3回
漢検1級 故事成語 22年度 詳説
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平成24年第1回
平成24年 第2回
24年第3回
平成25年 第2回 第1回問題より手臂終に外に向かって曲げず 食前方丈一飽に過ぎず 衆口金を鑠し、積毀骨を銷す 勝地定主無し 田鼠化して鶉と為る 朽索の六馬を馭するが如し 白頭新の如く、傾蓋故の如し 芻蕘に詢る
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