平成20年第3回
積毀骨を銷す せっきほねをしょうす
そしりも多く積もれば,かたい骨をも溶かしてしまう。衆人の口の恐ろしいことのたとえ。〔鄒陽「獄中上二 梁王一 書」〕
【補足】
積毀 積もり重なったそしり。多くの讒言(ざんげん)。
しょう 【×銷】 [音]ショウ(セウ)(呉)(漢)
しょう‐か
〔セウ‐〕 【消夏/×銷夏】
夏の暑さをしのぐこと。「―法」
しょう‐きゃく
〔セウ‐〕 【消却/×銷却】 [名](スル)
鶴九皐に鳴き声天に聞こゆ
つるきゅうこうになきこえてんにきこゆ
〔詩経 小雅,鶴鳴〕
深い谷底で鳴いても,鶴の声は天に聞こえる。賢人は身を隠しても,その名声は広く世間に知れ渡るというたとえ。
九皐(きゅう‐こう)〔キウカウ〕
幾重にも曲がりくねった奥深い沢。
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