2014年3月10日月曜日

平成20年第3回 漢字検定1級 不明な点を


平成20年第3回

積毀骨を銷す  せっきほねをしょうす

 そしりも多く積もれば,かたい骨をも溶かしてしまう。衆人の口の恐ろしいことのたとえ。〔鄒陽「獄中上二 梁王一 書」〕

【補足】
 積毀 積もり重なったそしり。多くの讒言(ざんげん)

しょう 【×銷】 [音]ショウ(セウ)(呉)(漢)
 1 金属をとかす。とける。「銷金
 2 消える。消す。「銷夏銷却

しょう‐か 〔セウ‐〕 【消夏/×銷夏】
   夏の暑さをしのぐこと。「―法」

しょう‐きゃく 〔セウ‐〕 【消却/×銷却】 [名](スル)
 1 消してなくすこと。消去。「名簿から名前を―する」
 2 使ってなくすこと。消費。「半年予算を―する」
 3 借金などを返すこと。「負債を一年で―する」


鶴九皐に鳴き声天に聞こゆ  
 つるきゅうこうになきこえてんにきこゆ 

〔詩経 小雅,鶴鳴〕
深い谷底で鳴いても,鶴の声は天に聞こえる。賢人は身を隠しても,その名声は広く世間に知れ渡るというたとえ。

九皐(きゅう‐こう)〔キウカウ〕
 幾重にも曲がりくねった奥深い沢。


目次

平成20年第3回
 積毀骨を銷す   鶴九皐に鳴き声天に聞こゆ  
 
 

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