平成22年 第1回
一籌を輸する いっちゅうをゆする
〔「輸」は移す意。籌を相手に渡すという意味から〕
数取り一つだけ負ける。ちょっと劣る。
中国の明の喬宇(きょうう)が嵩山(すうざん)(河南省にある聖山)に登った
ときの帰路、登れなかった友人に対して「若(なんじ)我に一籌を輸せり(=君はちょうっとの差で私に負けたね)」と言ったと言う故事に基づくそうだ。
田山花袋の山水小記の中に「一籌(いっちゅう)を輸(ゆ)する。」という文が出てきた。
日本国語大辞典で調べると、「一段階劣る。他人より劣る。おくれをとる。一着を輸する。」
「一籌」は「①一つの計画、はかりごと。②(転じて)技能などが、他の人よりすぐれていること。」 「輸する」は「負ける意。」
焼け野の雉 夜の鶴 やけののきぎす よるのつる
巣のある野を焼かれると雉子(きじ)は身の危険を忘れて子を救い,寒い夜,巣ごもる鶴は自分の翼で子をおおう。
22年の問題をやったもの。だいぶ当たるようになっては来たが、分からないものが出たらそれで終わりである。
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