2014年3月9日日曜日

平成24年第1回 漢字検定1級 故事成語 自分の分からなかった所を調べた


平成24年第1回

煤掃きの米櫃(すすはきのこめびつ)

 隅におけない、というしゃれ。


 ふだん隅におかれている米びつも、
すす掃きのときには、引きだして掃除することから言う。



用例:そうひやかされては、煤掃きの米櫃といふ所で、すみにや置かれねえ。


命を知るものは巌牆(ガンショウ)の下に立たず。
 天命を真に知る者は,みだりにくずれかかった石垣の下のような危険な場所には立ち寄らない。天の命に従う者はまた不注意による危険を犯したりなどはしないものである。

巌牆(ガンショウ)の下   がんしょうのもと
 危険な場所を喩えた言葉。 
巌はそそり立った岩のことで、牆は石や土で築いた細長い塀のこと。 
どちらもいつ崩れるかわからないものであるから、その下は危険であるという意になる。 
孟子の尽心章句上に登場する。

出典・参考・引用  「孟子」尽心章句上


穏座(オンザ)の初物(はつもの)
 盛りを過ぎるころの果物,野菜などは,かえって,出はじめの初物のように珍重されるということ。物事の終わりが良いとき,また,年老いてその知識,芸能などが大成したときなどのたとえにもいう。

0 件のコメント:

コメントを投稿