2014年4月22日火曜日

平成22年第2回 読み 21-30 22B


平成22年第2回 読み 21-30    22B

21) 蚕棚の下で【筬】の音が響いている。 (おさ)

【おさ】=織機の付属具。
「筬」の読みは、「セイ、おさ」。

かいこ‐だな     〔かひこ‐〕     【蚕棚】  

1 蚕を飼う平たい籠(かご)を載せる棚。《季 春》
2 何層かの棚状につくられた寝台。


こ‐だな     【▽蚕棚】    

蚕を入れて飼うかごをのせておく棚。かいこだな。《季 春》





22) またぞろ蕩心が【熾】んになる。  (さか)

【さか】
「熾」の読みは、「シ、さかん、おこす、おき」。熟語は、
【熾烈】(シレツ ) 火や光が

やきつけるように強いこと。戦いや争いなどの勢いが盛んで激しいこと。
【熾盛】(シセイ)(シジョウ ) 物事の勢いなどが非常に盛んなこと。

とう‐しん〔タウ‐〕【×蕩心】:自堕落な心。また、遊蕩心。



23)【燥】ぎすぎの気味がある。【はしゃ】

【はしゃ】「燥」の読みは、「ソウ、かわく、はしゃぐ」。



24)【疚】しいところがある。【やま】

「疚」の読みは、「キュウ、やましい、やむ」。熟語は、
【疚心】(キュウシン) 心をなやます。いつまでも気がとがめる。



25) 唐詩数首を【諷】んじる。【そら】

「諷」の読みは、「フウ、そらんじる」。
熟語は、
【諷詠】(フウエイ ) 詩歌を節をつけてうたう。
【諷意】(フウイ ) 思っていることをそれとなく遠まわしにいう。
【諷諫】(フウカン ) 遠まわしにそれとなくいさめる。



26) 秋風が吹き【簟】を巻いて片付ける。  【たかむしろ】

 【たかむしろ】=竹で編んだむしろ。夏の敷物にする。
「簟」の読みは、「テン、たかむしろ」。熟語は、
【簟牀】(テンショウ )=簟床。 竹のすのこ。また、それを敷いた寝台。


たか‐むしろ【▽竹×莚/▽竹▽席/×簟】
細く割った竹や籐(とう)で編んだむしろ。夏の敷物。《季 夏》「浴(ゆあみ)して且(かつ)うれしさよ―/召波」 

 



27) 王の遺徳を称え【誄】を奉った。  【しのびごと】

【しのびごと】=死者の生前の功徳をたたえて哀悼の意を述べる言葉。
「誄」の読みは、「ルイ、しのびごと、いのりごと」。熟語は、
【誄詞】(ルイシ ) 死者をとむらうことば。弔詞。



28)【朮】を焚く匂いが漂ってくる。  【おけら】

【おけら】
「朮」の読みは、「ジュツ、おけら」。熟語は、蒼朮(ソウジュツ)を読めれば十分だろう。




29) 烈士は名に【徇】う。【したが】

「徇」の読みは、「ジュン、シュン、したがう、となえる」。熟語は、
【徇地】(ジュンチ ) めぐり歩いてその地方を服従させること。〈同義語〉巡地。
【徇斉】(ジュンセイ ) うまれつき才能がととのっていること。



30) 仲尼【亟】水を称う。【しばしば】

「亟」の読みは、「キョク、キ、しばしば、すみやか」。熟語は、
【亟行】(キョクコウ ) 急いで行く。
【亟務】(キョクム ) 急いでやるべき務め。

原典にあたる http://www.let.osaka-u.ac.jp/chutetsu/kaitoku/kango.html
水哉館 すいさいかん
中井履軒は、懐徳堂学派の中で独自の位置を占める。兄・竹山が懐徳堂学主として活躍するのに対し、履軒は三十代半ばに懐徳堂から独立して私塾水哉館を営み、厖大かつ精緻な古典研究を行なった。
 「水哉館」の名称は、孔子がしばしば水を称えていたということに因む。
 『孟子』離婁篇下に、孟子の弟子の徐子と孟子との問答が次のように見える。
 「徐子曰、仲尼亟称於水、曰水哉水哉。何取於水也。孟子曰、原泉混混不舎昼夜、盈科而後進、放乎四海、有本者如是、是之取爾

(徐子曰く、仲尼亟しばしば水を称して曰く、水なる哉かな水なる哉かなと。
 何をか水に取れる。孟子曰く、原泉は混混として昼夜を舎かず。科あなを盈たして後に進み、四海に放いたる。
 本もと有る者は是くの如ごとし。是れ之を取るのみ)」。
 孟子の説明によれば、「水哉」とは、たゆみのない持続的な学問研究の姿勢を、常に流れて止まない水に喩えたものと言える。

仲尼とは何か?と言うことになり調べた
 孔子(こうし、紀元前552年10月9日‐紀元前479年3月9日)は、春秋時代の中国の思想家、哲学者。儒家の始祖。 氏名は孔、諱は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。孔子とは尊称である(子は先生という意味)。ヨーロッパではラテン語化された"Confucius"(孔夫子の音訳、夫子は先生への尊称)の名で知られている。 



謝辞
 このブログは、自分のお勉強のために作ったものです。あちらこちらのホームページやブログから気に入った記事をコピーペーストとして作ったものです。作る過程で非常に勉強になりました。

 とにかく分からないことだらけですので、自分なりに大量にいろいろな記事を使っております。それらの記事をお書きになった各位には本当に感謝しております。

 特に新潟漢字同好会様のブログ http://nkd-dogu.blogspot.jp の記事を多く参考にさせて戴きました。改めて感謝申し上げます。
 また、One On One 様、めざせ漢字検定一級 様、 漢字の大海 様 などの記事も要所要所で使わせて頂きました。感謝申し上げます。
 

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