【絎】
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部首: 糸 + 6 画
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総画: 12画
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漢検配当:1級
読み
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音読み
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訓読み
へり 、 ぬ(う) 、 く(ける) 、くけ
字義
①まっすぐなへり。
②ぬう。
まっすぐにぬう。
③(日本のみ) くける。
ぬいめが表に出ないようにぬう。
くけ縫いをする。
解字
会意+形声。「糸+(音符)行」。
[行]は「まっすぐ」の意。
【鸛】
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部首: 鳥 + 17 画
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総画: 28画
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漢検配当:1級
読み
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音読み
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訓読み
こうのとり
字義
①こうのとり
こうのとり【鸛】
コウノトリ目コウノトリ科の鳥。
羽毛は大部分白色で、翼の大部分が黒色。脚は赤色。
くちばしを鳴らし、「かたかた」と音を立てる。
形態・大きさ共にタンチョウに似るが、本種は樹上に営巣。
東アジアに分布。
ヨーロッパには近縁のヨーロッパ‐コウノトリが分布し、赤ん坊を運んでくる鳥とされる。
日本では特別天然記念物に指定されたが絶滅、大陸から稀に冬鳥として渡来。
鸛鶴(こうづる)。
またコウノトリ目コウノトリ科の鳥は世界に約19種あり、
いずれもツルに似るがくちばしが太く長い。
<広辞苑第六版>
同義語:雚
解字
形声。「鳥+(音符)雚」。
「雚」は「クヮクヮ」と鳴く鳥で、嚾の原字。
【攫】
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部首: 扌 + 20 画
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総画: 23画
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異体字 :爴
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漢検配当:1級
読み
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音読み
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訓読み
つか(む) 、
さら(う) 、 かすめと(る)
字義
①つかむ。
手の中につかみとる。わしづかみにする。
例:「攫取(カクシュ)」「一攫千金(イッカクセンキン)」
類義語:獲
②(日本のみ) さらう。
つかみとって、連れ去る。
例:「人攫い(ひとさらい)」
解字
会意+形声。「手+(音符)矍」。
[矍]は「目二つ+隹(とり)+又(て)」からなり、
目を光らせて、ワシが小鳥をつかみとることをあらわす。
「攫」は「手+矍」で手の枠の中につかみとること。
【憖】
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部首: 心 + 12 画
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総画: 16画
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異体字 :憗
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漢検配当:1級
読み
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音読み
1. ギン
2.キン
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訓読み
なまじ 、 なまじい(に) 、 し(いて) 、なま(じい)、なまじ(っか)、ねが(う)、きず(つける)、いた(む)
字義
1.①ねがう。
希望する。そうありたいと思う。
強いてしたいと願うことから、
副詞として「なまじいに」と訓読することもある。
②きずつける。
刃を近づけて傷める。損傷を与える。
同義語:釿
③いたむ。
歯ぎしりする。残念がる。つらい思いをする。
2.歯ぐきを出して笑う。また、そのさま。
例:憖憖(ギンギン)
(「キン」の意の例語なのに「ギン」と読む理由は不明。情報求む。)
解字
会意+形声。「心+(音符)猌」。
[猌]は「犬+来」で「犬が近よってくること」を意味する。
「憖」は「心+猌」で、「目標に近づこうとする気持ち」、また、
「上下の歯を近づけて歯ぎしりすること」を表す。
【孚】
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部首: 子 + 4 画
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総画: 7画
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漢検配当:1級
読み
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音読み
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訓読み
かえ(す) 、
まこと 、 はぐくむ
字義
①はぐくむ。
卵を羽で抱いて暖めて育てる。
例:「孚化(フカ)」
同義語:孵
②外皮で包まれた卵や種。
③まこと。
心の中にたいせつに抱きしてめている気持ち。
情けの厚いさま。
例:「孚信(フシン)」
解字
会意。「爪+子」で、幼い子を手でたいせつにかばうさまを示す。
外から包んでたいせつに育てること。
余談
「はぐくむ」という和語は、「羽でくくむ(≒くるめる)」に由来する。
鏨】
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部首: 金 + 11 画
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総画: 19画
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漢検配当:1級
読み
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音読み
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訓読み
たがね 、 え(る) 、 ほ(る)
字義
①たがね
たがね【鏨】
(1)金工用の鋼製ののみ。しぶ鏨・なめくり鏨・魚子(ななこ)鏨など、種類が多い。
(2)鍛冶で材料を打ち切る刃物。柄たがねと丸たがねとある。たがに。
<広辞苑第六版>
同義語:鑽
•
画像検索:鏨
②える。
石や金属に切りこみをいれる。
(「得る」ではなく、「彫(え)る」の意。)
解字
会意+形声。「金+(音符)斬」。
[斬]は「切り込みを入れる」の意。
訐きて以って直と為す者を悪むの意味
他人の秘密や弱点をあばき立てて自分ではそれを正しい行為だと思っている人を憎むこと。
このことわざの出典
論語
(原文)曰。賜也亦有悪乎。悪徼以為知者。悪不孫以為勇者。悪訐以為直者。『論語 陽貨 第十七(著:孔子)』
訐きを以て直と為す者を憎む
(あばきをもって ちょくとなすものを にくむ)悪訐以為直者。(陽貨(ようか))
【解釈】 人の秘密を暴いて「いかにも自分は正直で正しい」という態度の者を憎む。
『論語を楽しもう』から抜粋
【読み】 子貢曰く、君子も亦(また)悪(にく)むこと有るかと。子曰く、悪むこと有り。人の悪を称する者を悪む。 下流に居て上を訕(そし)る者を悪む。勇にして礼無き者を悪む。 果敢(かかん)にして窒(ふさ)がる者を悪む。曰く、賜(し)や亦悪むこと有るかと。 徼(うかが)ひて以て知と為す者を悪む。不孫にして以て勇と為す者を悪む。訐を以って直と為す者を悪む。
弟子の子貢(しこう)が、孔子に言うことには
•子貢曰く
君子でも人を憎むことがありますか?
子曰く
憎むこともありますよ。
人の欠点を言いふらす者を憎み、
下の地位にいながら上の地位の者を そしる※人を憎み、
勇気ばかりで礼儀のない者を憎み、
決断力はあるが、道理に通じない人を憎みます。
賜(し)よ、あなたも憎むことがあるのですか?
子貢こたえて曰く
他人の考えをうかがっておいて、 自分は物知りのように振る舞う者 を憎みます。
目上の者に対して傲慢な態度に出て、 自分は勇者であるように見せかける者 を憎みます。
人の秘密を暴き 「自分は正直だ」と言う態度の者 を憎みます。
※そしる:悪口を言ったり、非難したりすること。
正直さ
子貢が聞きます「先生でも人を憎みますか?」と。普通なら「憎むのは悪であるからおやめなさい」と諭すところですが、孔子は堂々と「あれも憎む」「これも憎む」と、はっきり語っています。
つまりは、憎む事そのものは悪ではない。しかし、その矛先(ほこさき)を間違った方向に向けると、立派な悪になる、ということを話されているわけです。
本当に憎むべきはなんなんでしょうか。もしかして今まで私たちは勘違いをしていて、憎んではいけない人を憎んでいたのかもしれません。
今を楽しむ悠々ライフ
驩】
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部首: 馬 + 17 画
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総画: 27画
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漢検配当:1級
読み
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音読み
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訓読み
よろこ(ぶ)
、 よろこ(び)
字義
よろこぶ。よろこび。
にぎやかに声をたててよろこぶ。また、よろこび。
例:「驩声(カンセイ)」
同義語:讙、歓
解字
形声。「馬+(音符)雚」
(原文)君臣不得不尊,父子不得不親,兄弟不得不順,夫婦不得不驩,少者以長,老者以養。故天地生之,聖人成之。『荀子
大略篇第二十七(著:荀子)』
29.【燠】かなれば即ち趨く。
⇒【あたた】
「燠」の音読みは、「イク、オウ」。熟語は、
[燠燠]イクイク あたたかいさま。
[寒燠]カンイク ①寒さと暑さ。※「寒暑」と同じ。②苦しみと楽しみ。苦楽。
⇒【あたた】
「燠」の音読みは、「イク、オウ」。熟語は、
[燠燠]イクイク あたたかいさま。
[寒燠]カンイク ①寒さと暑さ。※「寒暑」と同じ。②苦しみと楽しみ。苦楽。
(原文)饑則附、飽則颺、燠則趨、寒則棄。人情通患也。『菜根譚
前集144項(著:菜根譚)』
前集 143 (人情の通弊)
饑(う)うれば則ち附き、飽けば則ち颺(あが)り、
燠(あたた)かなれば則ち趨(おもむ)き、寒ければ則ち棄つるは、
人情の通患なり。
君子は宜しく当(まさ)に冷眼を浄拭(じょうしょく)すべし。
慎んで軽々しく剛腸(ごうちょう)を動かすことなかれ。
「附き」 まつわり付く。
「颺り」 飛び散る。
「燠か」 裕福な意。「暖」に同じ。
「浄拭」 ぬぐい清めて。よげれをきれいに拭くこと。
「剛腸」 ものに屈しない強い信念。固い信念。
飢えている時にはまつわり付いて来て、満腹すれば飛び散ってしまう。
裕福な所へは集まって行き、落ち目になればすぐ見捨てて寄り付かない。
これが世俗の人情の通弊である。
(このような世俗に対して)
君子たる者は、冷静な眼を更にぬぐい清めて直視せよ。
そして、慎んで軽々しくその信念を変えてはならない。
空腹になればまつわりつき、満腹すれば飛び散る。
裕福のなればせっせと通い、落ち目になると寄り付かない。
これが人情の通弊である。
君子たる者は、冷静な眼をぬぐい清めて現実を直視せよ。
軽々に信念を変えてはならない。
中国、漢の時代、翟公(てきこう)という人物が政府高官のポストについた時、ご機嫌伺いにやって来る客が引きもきらなかった。だが官を辞めたとたん、ぱったりと客足が絶えてしまった。
翟公は、邸の門に次のような言葉を大書して、人情の薄さを皮肉ったという。
「一生一死すなわち交情を知り、一貧一富すなわち交態を知り、一 貴一賤交情すなわち見(あらわ)る」(『史記』)。
生死、貧富、貴賎によって、人々の態度ががらりと変わってしまう、という意味である。
翟公の嘆きは、現代でも全く同じであろう。
しかしながら、「生あるものが必ず死ぬのは道理、冨貴であれば多くの人が集まり、貧賤であれば人が離れるのも道理」。この道理を知れば、立ち去った人を非難する心持ちも、少しは和らぐのではないだろうか。
一日一善、徒然なるままに綴る日記
30)白浪天を 掀 げ尽日風吹く。(あーげ、かかーげ)
30.白浪天を【掀】げ尽日風吹く。
⇒【あ、かか】
「掀」の音読みは、「キン、ケン」。熟語は、
[掀起]キンキ さっとたちあがる。
[掀掀]キンキン 高くあがるさま。
(原文)青苔撲地連春雨,白浪掀天盡日風。『(漢詩)風雨晚泊(著:白居易)』
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